神田須田町、万世橋袂には、かつて甲武鉄道の万世橋駅があった。
明治45年開業、昭和18年閉鎖と短い時間であったが
駅前の広場には日露戦争の英雄・広瀬中佐と杉野兵槽の銅像もあり
東京一の繁華街・須田町の一画を形成していたことは間違いない。
明治45年建設の赤レンガの重厚な駅舎は関東大震災で消失している。
因みに赤レンガ東京駅は万世橋駅より2年遅い昭和2年の開業である。
この二つの駅の設計は辰野金吾氏である。
旧万世橋駅の跡地はJR神田万世橋ビルとなり
旧高架下と旧プラットホームが商業施設に復活すべく工事が進んでいる!
この秋 9月14日に
【マーチ エキュート 神田万世橋】という
商業施設としてオープンする予定である。

神田川沿いと陸地側の約20のレンガアーチ部にテナントが入る予定

旧プラットホームには展望カフェと展望ラウンジが開設される

広場の丸いガラスを覗くと明治45年開業当時のレンガ土台を見られる。

駅舎内には今も現役の高架と赤レンガとアーチの姿が美しい

テナントスペースをつなぐトンネル状の部分が人の動線となる

神田川に向けては大きなガラス面で明るく開放感がいっぱい

奥の壁面は明治期の赤レンガ。駅舎遺構の雰囲気を十分に感じられる。

万世橋寄りの入口のエントランス部分。後方の秋葉原の町がまぶしい。

新設された水辺テラスから神田川、万世橋を臨む。

展望ラウンジ(旧プラットホーム)へ上がる階段も昔の姿を十分に残している。

展望スペースの両側は中央線の電車が頻繁に通りぬけてゆく。

ホームにカフェや展望スペースを設けたのは全国で初めてとのこと。

まだ工事中のレトロ感たっぷりの階段を下り内覧見学の終了となった。
この秋 9月14日に
【マーチ エキュート 神田万世橋】という
商業施設としてオープンする予定である。
@団長