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ちよだの人々

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月刊千代田人

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第10回 千代田プラットフォームサービス株式会社
           代表取締役会長 田辺 恵一郎さん

非効率な運営に悩む老朽化した公共施設の活性化と
NPOやベンチャー起業・交流支援を両立させ、
新たな地域振興・産業振興の拠点創造モデルとして全国に知られる、「ちよだプラットフォームスクエア」。

このプロジェクトに発足当初からかかわっている田辺さん。観光、都市と地方との交流を切り口に、これからの地域づくりについて伺いました。


田辺さんと千代田区との関わりってどのような感じですか?

うーん。高校は練馬でしたし、大学は慶応だったので
学生時代はあまり千代田区とはかかわりはなかったですね。

あっ!1年駿台予備校に通っていました。
すずらん通り界隈でよく遊んでいました。
あまりまじめではなかったですが、楽しい予備校生活でしたね。



駿台のそばにアッサムというおしゃれな喫茶店かありました。
よく通いましたね。(残念ながら閉店してしまいました。)
あと、昼飯は「いもや」の天丼。

田辺さんのご出身は?

生まれ育ちは与野市、今のさいたま市ですね。
結婚してから文京区。本業の会社は北区です。

ちよだプラットフォームスクエアのプロジェクトとかかわってからはどうですか。

もっぱらこの神田錦町界隈ですね。
その前までは、神田って千代田区だったのという感じでした。
秋葉原もそうなの?みたいな。
千代田区というと皇居・丸の内・麹町・霞ヶ関・永田町。
そんなイメージでしたね。

中小老朽化した公共施設を活性化させたということで
このプラットフォームスクエアも視察が絶えないようですが
産業を観光資源にという視点でなにか考えていることはありますか。

そうですね。「大人の社会見学」というのがブームですが、
この視点は面白いですね。

「きれいな風景」「おいしい食べ物」という観光もいいのですが
「企業や自治体がこんなことに取り組んでいますよ」というのを知るという観光があっていい。

たとえば、いま、問題になっているダム建設の中止。
都市住民のエゴかもしれませんが、これは工事を中止し、そのまま残したらいい。
ダム工事の残骸は、この大プロジェクトのプロセスを何よりも雄弁に語りますよ。
全国の人がこれを見に来るでしょう。
戦後の社会環境・産業構造の変化を、公共事業の残骸が示してくれます。
ものすごい観光資源になるのではないでしょうか。

どういう経過で立案され、どのくらいのお金がかかって、
地元の人がどのくらいの迷惑を被ったか。
こんなことを知りたいと思う人は多いのではないでしょうか。

国のエネルギー政策の転換により多くの炭鉱が閉山され、まちが崩れて行きました。
私の好きな映画である「フラガール」の常磐地域は例外。
まちの活性化の成功は官民協働だったのでしょうか。

郷土(歴史)資料館といった箱物は観光資源にはならない時代。
その地域の変遷がわかる廃校の方が
その地域の歴史と風土を伝える資源となると思うんです。
最近、産業遺産として軍艦島の人気が高いという現象がこのことを象徴しているかも。

千代田区の場合、単に都市の街並みをみましょう、
おいしいお店はここですよというのは民に任せたらいい。
官がやるなら、再開発の大プロジェクトはこうして実現したとか
歴史や出来事を追えるストーリーの観光資源化というのをやってもらいたいと思いますね。

財団法人まちみらい千代田と連携して市町村サテライトオフィス事業も始めました。
都市と地方が連携した観光という視点ではいかがですか。

プラットフォーム・カフェ&デリで地方の物産展をやりたいのです。
ここをリニューアルしたのは、消費者と生産者を繋ぐ
生産者と生産者を繋ぐそんな狙いがあります。
たとえば、ここで地方の食材を使った料理教室をやってみたい。
ここを運用しているneo屋台で地方の食材を使った料理コンペをしたい。
そういう意味では観光拠点にしたい。
「カフェのインキュベーション」そんなことに取り組んでみたいですね。

地元の北区ではどのような活動をされているのですか?。

まちづくり系のNPO法人で観光資源の開発などをしています。
もちろん、飛鳥山とか王子稲荷などといった典型的な観光資源がありますが
僕が関心を持っているのは、例えば昔の写真をデータベース化して
街や産業・自然を追っていくようなことですね。
地域の歴史をたどり現状と対比して未来を占う。
そんな知的好奇心をくすぐる観光を模索しています。

そういうことは、「民」ではなかなかできない。
こういうことこそ「官」にサポートしてもらいたいと思いますね。

千代田区でもそんな観光資源の開発に取り組んでいるのですが
課題はそうした観光資源を語れる人材ですね。

そうですね。
千代田区は歴史・産業など資源が豊富です。
それを説明できる人がいるのといないのでは大違い。
区民だけでなく、区外の人でも千代田の資源に詳しい人はたくさんいるでしょう。
そういう人に手を借りたらどうでしょう。
例えば、千代田区の歴史的建築物や
現代建築物に詳しい専門家やマニアはたくさんいるでしょう。

それから、あまり区界を意識しないような取り組みが必要だと思います。
歴史的建築物をたどる上で、ニコライ堂は千代田区、
湯島聖堂は文京区などといった形で別れてしまっては面白くない。

最後に千代田区で一番気に入っている場所は

千鳥ケ淵ですね。
昔あったフェアモントホテル。
海外からお客さんがくると必ずと言っていいほどあそこをとっていました。
さくらの時期でなくても、とても喜ばれました。
ここはまさにインペリアルパレスの目の前なんだよと。
すこし古かったのですが、それがまた味があってよかったみたいですね

それから、武道館。高校時代・浪人時代コンサートに行きましたね。
北の丸公園でボーっとしたり。いい思い出ですね。

今日はいろいろと参考になるお話をありがとうございました。


千代田区観光協会 〒101-0054 千代田区神田錦町3-21 ちよだプラットフォームスクエア4F
                      TEL:03-3292-5530 FAX:03-3292-5510 E-mail:info@kanko-chiyoda.jp